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口コミに騙されない良いドライヤーの選び方とおすすめポイント

口コミに騙されない良いドライヤーの選び方

世の中には数え切れないほどのドライヤーが存在しています。

家電量販店に並んでいるドライヤーを見るだけでも、度が過ぎるほどありすぎな状況なので

これ、みんなどうやって選んでるんだ?

と素直に疑問です。

 

今回はそんな良いドライヤーをどうやって見つければいいか分からない方のために現役美容師が「良いドライヤーの選び方」を本気でレクチャーしていきます!

後半には、僕のおすすめのドライヤーを4台に絞ってご紹介していますのでお楽しみに♪

 

重視するポイントで考える

一口に「良いドライヤー」と言っても人ぞれぞれ髪質も性格も生活も違うんだから、人それぞれ「良いドライヤー」の定義がバラバラなのは当たり前ですよね。

今この記事を読んでいるあなたはどうですか?

 

ドライヤーに何を求めますか?

うーん、なんだろうよく分からない

という方。

 

では聞き方を少し変えます。今お使いのドライヤーの不満点はなんですか?

僕が考えるにそれぞれ皆さんが考えるドライヤーに重視するポイントは4つに分けられます。

 

その4つとは

  1. 早く乾かしたい
  2. 綺麗に乾かしたい
  3. 髪に優しい方がいい
  4. 扱いやすさ

です。

 

そのドライヤーに重視する要望が自分の中で明確になれば、ドライヤーのどんなポイントを見れば良いのかが自ずと分かるようになります。

上記にあげた4つの要望から導き出せれるドライヤーの選ぶポイントはこちら!

①早く乾かしたい

  • 風量

髪をとにかく早く乾かしたい場合は風量が大切。

ドライヤーから出る風の強さですね。

②綺麗に乾かしたい

  • 熱量

髪にツヤを出しながら綺麗に乾かしたい場合は、適度な熱量が大切となってきます!

 

ドライヤーから出る風の温度ですね。

温度が高いと髪が傷むと言われていますが、温度がある程度ないと髪は綺麗に見えません。

 

『髪が傷んでいないこと』と『髪が綺麗に見えること』というのは同じようで全く別。髪の綺麗さは髪のダメージ具合に必ずしも比例する訳ではありません。

これはダイソンのドライヤーの前モデルの温風の温度が低すぎたせいで日本人には合わず、爆死、その後日本人の髪質に合わせたモデルを開発、販売したという経緯からも読み取れます。

③髪に優しい方がいい

  • 風量と熱量のバランス

どちらに偏ることなくちょうど良いバランスだと、早く乾き、艶も出て、髪にも優しいドライヤーだと言えます。

 

先ほどは髪の傷みと髪の綺麗さは必ずしも比例する訳ではないと説明しましたが、といっても傷まないに越したことはありません。

程よい熱さ、程よい風量のバランスが大切ですね。

④扱いやすさ

  • 大きさ
  • 軽さ

扱いやすさはドライヤーの大きさと軽さが大切。

基本的には腕を上げてドライヤーをするわけですから、性能を保ったまま軽いに越したことはありませんよね。

そして、使いやすい大きさ、形状もとても重要な要素で、あまりに大きすぎると特に女性は取り扱いが困難になってしまいます。

まとめると、風の強さと温度のバランスが良くて、扱いやすい形状で軽いドライヤーが「良いドライヤー」ってことね。

「良い」ドライヤー4つの条件

  1. 風量
  2. 温度
  3. 軽さ、扱いやすさ
  4. 耐久性
はい、すごくシンプル。いいんですこういうのはシンプルこそが正義。

風量

風量は言ってしまえば、水気を飛ばす力。

温風温度も関係するので、風量が強い=早く乾く訳ではないですが、早く乾かすための最重要項目であることは間違い無いです。

風量はw数(消費電力)でも予測することができ、w数が高いものほど強い風量が期待できます。

 

美容師さんがサロンワークで使うドライヤーのw数は1200〜1500wのものが大半で、家庭で使うドライヤーは600〜800wのものが多いです。

このw数からも家庭用とサロン用のスペックの違いが垣間見れますね。

 

最近の家庭用ドライヤーは少しずつw数が上がってきて、サロン用と変わらないようなものもたくさんん出てきているのでそういう意味ではどんどん垣根がなくなっているのかもしれません。

温度

ドライヤーの風の温度は90〜110℃ほどのものが多いです。

温度だけを見れば、温度が低めな方がヘアケアには向いているのですが、温度が高めな方が髪にツヤが出やすく、くせ毛もコントロールしやすいです。

 

そして、風の温度はそのドヤイヤーの風量や自分で同じ箇所に風を当てている時間によっても髪に与える影響は変わってきてしまうので、髪に優しい方がいいからと盲目的に温度が低いドライヤーを選ぶと後悔するかもしれません。

軽さ、扱いやすさ

これはそのドライヤーの『重量』という項目をチェックしましょう♪

今お使いのドライヤーの重さを測ってみるとなんとなく感覚が掴めるかもしれませんね!

耐久性

耐久性に関しては、過酷な環境で使い続けることを想定しているプロ用が圧勝。家庭で使う分には10〜15年は使えるように設計されています。

メーカーによっては1〜3年ほどの保証期間を設けていうところもああるのでぜひチェックしてみてくださいね!

マイナスイオンとかはいらない。

『マイナスイオン付き』は必要ありません。

実はマイナスイオンは効果効能が立証されていない似非科学なのです。

 

1990年代後半から2000年代前半にかけて、疲労回復、美容効果、癒し効果などの様々な健康増進効果を生むものとしてブームが起きました。

当時小学生だった僕もそのブームは鮮明に記憶しています。

これはいわゆるメディアも巻き込んだマーケティングであり、誇大広告だということで結論付いたんですよね。

景表法改正もあり、家電大手はマイナスイオン家電のパンフレットから効果効能の記述を削除し、販売自体を中止させたマイナスイオン家電も多く出ました。

 

他の家電製品ではもうほとんど見ることもなくなった「マイナスイオン」。それでも未だに多くのマイナスイオンと表記された商品が販売されているのはドライヤーです。

ちなみに大手家電は現在マイナスイオンではなく、名称を変えた商品を販売していますね。

ナ◯イーとかプラズマク◯スターとかそういう類のもんですね…

 

しかし、これらが「全く効果がない」立証された訳ではないので、これらの商品をあえて避ける必要もないですが、選ぶ基準に入れる必要も現時点ではありません。

「なんか良い気がする…」そんなプラシーボ効果の範疇を出ないものなので重視する必要はまったくなし!

結局はプロ仕様のドライヤーがおすすめ

以上の条件を踏まえていくと、その条件を満たしているのは必然的に美容師さんが現場で使っているプロ用のドライヤーが大半になってきます。

パブリック向けのドライヤーを批判するつもりがないのですが、パブリック向けの商品のほとんどが本当に効果があるのか疑わしい余計な機能が付きすぎているんですよね。

 

パブリック向けにはあって、プロ向けにはない。。。

なんかそれが「答え」な気がして、知識を持っている美容師さんには通じない手法だからなんじゃないかと勘ぐってしまう僕であります(笑)

やはりプロ用のドライヤーは知識のある美容師さんが選び、使うことを想定して作られていて、高性能ながらも毎日の過酷なサロンワークに何年も耐えうる頑丈さも兼ね備えているプロ用がなんだかんだ現時点では最強なのです。

プロ用は高いは昔の話

でも美容師さんが使うドライヤーはやっぱり高いんでしょ?

となると思います。

確かにプロ用はパブリックより平均的に高額ですが、最近は高額ドライヤーブームでパブリックでもサロン用と買わない値段になってきているし、むしろパブリックの方が高額なものが出ているのが現状です。

で、先ほども言ったように余計な謎の機能が削ぎ落とされているので、価格も削ぎ落とされているし、耐久性はお墨付き。

実はコスパ鬼良いんです。

プロ仕様ドライヤーの唯一のデメリット

僕は美容学生の頃からプロ仕様のドライヤーを使い続けていたので、見落としていたデメリットがあったのをこないだお客様との会話で発見しました。

「「「「「折りたためない」」」」

あっそういえば実家のドライヤー折りたたんで引き出しの中にしまってたわ…

そう。パブリック向けのもの全てではないと思いますが、ドライヤーの持ち手の部分がカチカチカチッと折りたためる仕様になっているので収納性がいいんですよね。

 

その点、プロ仕様は現場で使うことを想定して作っていて、現場では使っていないときはかけておくだけなので、その折りたたみ機能はなし。

その点も余計な機能の削ぎ落としとみればそうなのですが、その収納性を重視している方にとっては迷うポイントかもしれません。

おすすめのドライヤー

早く乾かしたいならDyson

ダイソンドライヤー
本体サイズ 幅78mm 高さ245mm 奥行き97mm
重量 630g
消費電力 1200w
風量 2.4㎥/min
温風温度 約100℃
折りたたみ ×
コードの長さ 約1.9m
価格 ¥25900(amazon調べ)

前作のダイソンドライヤーはぶっちゃけ「ダメだな」と思ってましたが、日本人向けにアップデートされたダイソンはめちゃ良いドライヤーになりました!

何が改善されたかというと、それは温度。前作は髪表面温度が65℃以上にならない設定だったのですが、最新作の温風温度は100℃にまで上昇!

これによって、日本人の髪でもツヤが出て、スタイリングしやすくなりました。

 

風の爆風具合は相変わらずで、風が強すぎてこれは慣れがいるレベルです(笑)はじめのうちは戸惑ってしまうくらいの風量ですが、じきに慣れるでしょう。

ただ、価格は¥25000以上と高額なため、性能に合わせてこのデザイン性も好きという方にはおすすめします。

おすすめポイント
  • とにかく爆風
  • スタイリッシュなデザイン

ダイソン Dyson Supersonic ionic ホワイト/シルバー HD01ULFV2WSN
Dyson(ダイソン)

綺麗に乾かしたいならホリスティックモイスト

ホリスティックキュアモイスト
本体サイズ H240mm / W230mm / D75mm(ノズル除く)
重量 405g(ノズル、コード除く)
消費電力 1350w
風量 記載なし
温風温度 記載なし
折りたたみ ×
コードの長さ 約3.0m
価格 ¥19458(amazon調べ)

僕の一押しドライヤーはホリスティックキュアドライヤーモイストプラスです!

風量、熱量のバランス、軽さ、取り扱いのしやすさ。どれを取っても申し分なし!

おすすめポイント
  • 僕のおすすめナンバーワン
  • 風が強い、温度がちょうど良い、軽い、プロ用なので耐久性も◎

\美容家電は正規販売店で/

公式ページで商品をチェック!

重い。だけど性能、耐久性抜群のノビー

ノビードライヤーNIB3000
本体サイズ 幅238mm 高さ249mm 奥行き95mm
重量 800g(本体のみ)
消費電力 1300w
風量 記載なし
温風温度 約120℃
折りたたみ ×
コードの長さ 1.8m
価格 ¥16900(amazon調べ)

性能はまじで申し分なし!ただただ重い。笑

美容師さんはブラシを使ったブローをしたりもするので、かえってこういう重ためなドライヤーの方が手元が安定してやりやすいなんていう意見もあるのですが、一般人が自分に使う分には重すぎる。

このドライヤーを元にした軽量版もあるのですが、そちらのスペックは正直微妙。だったらノビーではない他のドライヤーの中から選んで欲しい所存です!

おすすめポイント
  • 風が強い、温度も丁度良い
  • 「いつになったら壊れんの?」ってくらい頑丈
  • 美容室シェア率ダントツ1位

\美容家電は正規販売店で/

公式ページで商品をチェック!

安価だけど性能、デザインともに良いサロニア

サロニアドライヤー
本体サイズ 202×75×199mm(使用時、ノズル装着時)
202×75×131mm(折りたたみ時、ノズル装着時)
重量 495g(ノズル、コード込み)
消費電力 1200w
風量 2.3㎥/min
温風温度 約80℃(TURBO・室温30℃・ノズル装着なし)
約103℃ (TURBO・室温30℃・ノズル装着時)
折りたたみ
コードの長さ 約1.7m
価格 ¥5178(amazon調べ)

ミニマルなデザインがクールですね。

サロニアは「サロン品質を低価格で。」というのがテーマで、そのテーマにしっかり沿ったモノに仕上がっています。

この価格でこのクオリティ出していいの!?と新商品が出るたびに驚いています。

 

デザインも無駄を削ぎ落としたマットブラックがおしゃれ。

おすすめポイント
  • 安い。けど、良い。
  • 耐久性は不明

SALONIA サロニア スピーディーイオンドライヤー ブラック
SALONIA(サロニア)

美容家電は正規販売店購入を推奨します。

美容家電は正規販売店購入を推奨しています。

amazonや楽天、その他ネットショップでも美容家電が気軽に購入できる時代ですが、一つ注意が必要です。

悪質なショップからの購入にはリスクが伴います。

  • ニセモノの可能性
  • 粗悪品の可能性
  • 製品保証がない

などのリスクが伴いますので、購入の際には正規販売店かどうかを必ずチェックするようにしましょう!

 

いくら品質チェックを万全にしていてもやはり形あるモノには個体差や品質に差が出てしまう場合があります。

正規店でない場合、交換や返品、返金などの保証がされないことがあるので注意ですが、正規店ならばその辺も安心ですね♪

定価よりも安い商品には要注意!