髪に優しく、ヘアケアに特化していると人気のヘアアイロン「radiant(ラディアント)」
このラディアントというアイロンは、企画の段階から美容師が制作に関わっていて、今はプロが使うアイロンとして全国でも多くの美容師さんが使用しています。
なかでも、縮毛矯正という高性能なヘアアイロンが必須の技術では、他のヘアアイロンとは一線を画した存在となっていると言って過言ではありません。
今回は、そんな魅力的なヘアアイロン「radiant(ラディアント)」のイレギュラーモデルmini・R・Wの3つのヘアアイロンに焦点を当てて解説していきます!
ラディアントの概要を『美容師オススメのヘアケア特化ヘアアイロン「radhiant(ラディアント)」』を読み、すでにご存知の方は以下の目次【3.mini・R・Wの共通の特徴は?】からお読みください。
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radiant(ラディアント)ってどうなの?
現役美容師であるヘアモノ管理人の意見としては『とても良いヘアアイロン』です!
くせ毛の専門家として毎日のように縮毛矯正をサロンワークでしているというちょっと特殊な美容師である僕は、一般的な美容師さんよりもヘアアイロンを触れている時間が段違いで多いです。
そんな僕がお客様に
と聞かれた場合は9割以上このラディアントというヘアアイロンをオススメしています。
縮毛矯正をサロンワークでされている美容師さんは、ラディアントは絶対に買ったほうが良いヘアアイロンですね!
radiant(ラディアント)シリーズ通しての主な特徴とは?
数あるラディアントシリーズをそれぞれ紹介していく前に、ラディアントシリーズ通しての特徴を解説していきますね。
ラディアントがヘアケアに特化しているヘアアイロンと言われる理由は、
- 水蒸気爆発を起こさない「シルクプレート」を搭載
- MAX220℃に達するまで驚異の30秒
- 内蔵精密センサーにより安心の温度制御性能
主にこの3つがラディアントがヘアケアに特化したヘアアイロンだと言われる理由となります。
箇条書きでは分かりにくいので一つずつ解説していきますね。
水蒸気爆発を起こさない「シルクプレート」採用
ラディアントシリーズは「シルクプレート」という特殊なプレートを採用しています。
このシルクプレートの恩恵をまとめると
- プレートの滑り滑らかで手の負担が少ない
- 髪への物理的なストレスが少ない
- 金属焼け(炭化現象)が起こりにくい
- 毛髪に必要な水分はしっかりキープ
の4つのポイント。
詳しく解説していくと、このシルクプレートはテフロン系のシート加工が施してあり、プレートを髪にスルーさせる際の滑りを格段にアップさせています。
それによって、力を入れなくても髪にしっかり熱を効率的に入れることができ、且つ毛髪にかかる物理的なストレスも軽減。
テフロン加工されたシートにより、プレートの金属表面に直接毛髪が触れないため、毛髪の金属焼け(炭化現象)が少なく、毛髪に大切な水分の蒸発を極限させ、ダメージを大幅に抑えることが出来ます。
実際に、220℃にまで熱している状態に水がすぐに蒸発していかないんです!
不思議ですよね(笑)
通常であれば、熱したフライパンに水を吹きかければ「ジュッ」という音とともに瞬く間に水分が蒸発してしまいますが、ラディアントのシルクプレートでは水分が水滴となってプレートに乗るだけですぐに蒸発はしません。
とはいえ、高温に高めているプレートには変わりないので、ゆっくりとしたスピードで水が蒸発していく様子が見てとれます。
これによって髪内部の水分を残した状態で髪に熱を加えることができるので、髪自体の負担が軽減し、水分を残した状態を維持できるため、アイロン後も柔らかい質感を保つことができます。
MAX220℃に達するまで驚異の30秒
ラディアントシリーズは、ヒーター自体が精密センサーとなることで「センサーレス制御機能」を可能にしています。
そうすることで従来のアイロンよりもスピーディーで正確な温度の管理・制御が可能になるため、MAX220℃という高温にもわずか30秒もの時間で到達することができます。
基本的にヘアアイロンを使う場面というのは、朝の身支度の最中などあまり時間に余裕がない場面なのであっという間に温度が上がるのはとても助かりますよね。
内蔵精密センサーにより安心の温度制御性能
ラディアントはヒーター自体が精密センサーとなっているので、他の一般的なアイロンよりも情報経由が少ないため超高速レスポンスでの温度制御が可能となっています。
その精密センサーの恩恵は
- 設定温度を自動キープしてくれる
- 30分動作がないと自動OFF
の2点。
ラディアントはプロの美容師さんがサロンワークで使用するように設計されたヘアアイロンなので、当然ながらセンサー機能が非常に優秀です。そして、超高速です。
縮毛矯正というくせ毛をストレートヘアにする技術のなかでヘアアイロンでの熱処理というのはとても重要な立ち位置にあり、1℃変われば仕上がりに差が出来てしまうほど繊細は施術。
美容師の立場からすれば、その設定温度を精密に、そして高速で制御してくれるラディアントは非常に頼もしい存在なんですよね。
それと、30分間ヘアアイロンを触らずにいれば、自動で電源をオフにしてくれる機能も備わっています。
サロンワークでは特に重要視する事柄ではないですが、ご家庭で使用することを考えると消し忘れの心配がなくなるのかなり安心安全に配慮された嬉しい機能です。
mini・R・Wの共通の特徴は?
上記の全ラディアントシリーズの特徴の他に、今回より詳しく解説していくmini・R・Wの3つのモデルに共通している特徴はこちら。
細かい作業にも安心な保護プロテクター
このようにはじめから細かい作業をすることを前提に作られたアイロンなので、その細かい作業を安全に行える保護プロテクターをしっかり知っています。
お客様の肌を傷めてはいけないという配慮、技術者が極限まで指でテンションをかけながら作業が行えるように、という2つの配慮が垣間見れるヘアアイロンです。
radiant mini(ミニ)とは?
miniの詳細スペック
採用プレート | シルクプレート9mm |
設定温度 | 130〜220℃ |
温度上昇スピード | 220℃まで20秒 |
重さ | 300g |
コードの長さ | 3m |
開閉ロック | なし |
海外での使用 | 不可 |
miniの特徴
ラディアントミニの特徴は3つ
- ハイクオリティで圧倒的な軽さ
- 業界初9mmのプレート幅
ハイクオリティで圧倒的な軽さ
ラディアントミニは、扱いやすさを残しながらとてもコンパクトに設計されています。
ラディアント28mmやアドストと比較するとそのコンパクトさを窺い知ることが出来ます。
業界初9mmのプレート幅
従来のプロ仕様アイロンにもないほどの極細9mmプレートが採用されています。
ネープやもみあげ、前髪などの細かい技術が求めらる領域やメンズの縮毛矯正はこれなしでは出来ないほどの効果を発揮します。
- 『ワンダムスリムイオンストレート』のプレート幅は11mm
- 『アドストスリム』のプレート幅は19mm
と言った感じでプレート幅のみでの比較だとこれまでのスリムアイロンの比にはならない細さを実現しています。
アドストスリムとの比較写真
この細さ、軽さならサロンワークで酷使できるほどの耐久性がないんじゃない?
なんて声が聞こえてきそう。僕も初めはそう思っていたのですが、全然その心配は要りませんでしたね。
メインマシンである28mm・35mmよりは仕様頻度が低いですが、産毛のような細かい髪から短いヘアスタイルまでこのminiを使って4年以上になりますがまだまだ現役続行中です!
radiant R(アール)とは?
Rの詳細スペック
採用プレート | 蒲鉾型シルクプレート21mm |
設定温度 | 130〜220℃ |
温度上昇スピード | 220℃まで30秒 |
重さ | 360g |
コードの長さ | 3m |
開閉ロック | なし |
海外での使用 | 不可 |
Rの特徴
ラディアントアールの特徴
- 幅21mmの蒲鉾型の特殊形状シルクプレート
幅21mmの蒲鉾型の特殊形状シルクプレート
このラディアントアールは、髪に負担をかけずに髪に自然な丸みをつけるために作られたヘアアイロンです。
このようにプレートが蒲鉾型の凹凸で噛み合わさるようになっていて、そのプレートの丸みによって自然な丸みを作り出すことが出来ます!
メンズから女性のショートヘア、ボブ、ミディアムスタイルまではこのアイロンを使いこなすことによって、より低負担で、よりイージーに自然な丸みのある縮毛矯正を作り出すことが可能です。
正直、ラディアント28mmでも自然に丸みを作り出すことは高度な技術を持ってすれば可能ですが、このようにツールによってその技術をカバーできるというのは素晴らしいことですね。
その特殊なアール形状のプレートの影響で、あまり根元からのアイロンワークには向いていません。
根元は28mmなどの平坦なヘアアイロンで、中間から毛先にラディアントアールで丸みを形成していくという使い方がオススメ。
なのでこのラディアントアールは必然的に2本目以降に手にすべきアイロンですね!
radiant W(ダブル)とは?
Wの詳細スペック
採用プレート | 迫り出し型変形シルクプレート18mm |
設定温度 | 130〜220℃ |
温度上昇スピード | 220℃まで30秒 |
重さ | 360g |
コードの長さ | 3m |
開閉ロック | なし |
海外での使用 | 不可 |
Wの特徴
ラディアントダブルの特徴は
- 業界初の片熱・両熱切り替え機能
- 本体から迫り出した18mm変形シルクプレート
業界初の片熱・両熱切り替え機能
ラディアントダブルは上と下二つあるプレートを
- 片面だけに熱を通す片熱モード
- 従来のように両面に熱を通す両熱モード
の2パターンがあります。
素人さんがここまで読み進めていることはないと思いますが、美容師ではない方は意味不明だし、美容師さんでも意味不明な方が多いかもしれません(笑)
なぜこんな仕様になっているのかというと、主にタンパク質で構成されている髪は片熱の方が曲がりやすいという特性を持っているからです。
ほら、お肉をフライパンんで焼いたらはじの方から丸くなっていきますよね?そんなイメージです。
このラディアントダブルはその髪の特性を利用して、片熱で曲げ、両熱で伸ばすと言ったオールインワンのミニアイロンを作り出したということです。
本体から迫り出した18mmの変形シルクプレート
さらにプレートのこのように本体からはみ出したデザインにすることによって、プレートのエッジまでを使いヘアをデザインしよう、というのがこのヘアアイロンの特徴。
ちなみにエッジを使えることによって、髪に適度なテンション、ストレスをかけ、さらに髪に丸みを出しやすくしたり、癖を伸ばしたりすることができる…
こんな玄人向けなアイロン見たことないというレベルで玄人過ぎるヘアアイロン(笑)
ただ、その分唯一無二感もハンパないので玄人なあなたは今目輝かせながら1日でも早くこのヘアアイロンが欲しい!と思っているかもしれませんね。
買いましょう。笑
まとめ
いかがでしたか?
イレギュラーラディアントは個性的ですが、その分、制作サイドのこだわりが見えてとても面白いですよね。
一般家庭には必要ありません!
基本的に一般のご家庭には必要のないヘアアイロンたちですが、ラディアントミニに関しては
従来のアイロンが大きすぎて使えない!
といったショートヘアの方やメンズの方はオススメですね。他はマジで玄人向けなので買わなくて良いと思います。
一般向けなら『プロ仕様ストレートアイロン「radiant(ラディアント)」28・35mmの詳細と違い』で紹介している28mmが特にオススメですね!
美容師がサロンワークで使うなら用途に合わせて
美容師さんは現在のサロンワークに合わせてご購入されると良いと思います!
- 細かい作業向きのラディアントミニ
- 自然な丸みをつけるラディアントアール
- 超玄人仕様のラディアントダブル
ちなみに僕がこの中で最も愛用しているのは『超玄人仕様のラディアントダブル』です。
お気づきでしょうか?玄人は尖りすぎているヘアアイロンですが、Rとminiの要素までも兼ね備えてしまっているのが。。。笑